2017年佳作「仕事仲間へ感謝の気持ち」 NGAN(ガン)さん/ベトナム(2015年7月9日入国)

(個人名はイニシャルとし、原文のまま転記しています)

 日本に来てもう二年になりました。この二年間で色々な体験ができました。楽しいことがあれば辛いこともあります。でも、辛い時はいつも伝ってくれる人がいる。特に仕事の中です。
 最初会社に来た時私の仕事は溶接でした。
女が溶接するなんてどんな仕事かと私は想像するのができなくてとても心配しました。わからないことがいっぱいありいます。でも、職場のみんなたちが少しずつ教えてくれました。そのとき私の日本語力はまだ低いだからあまりわかりませんでした。仕事の安全のこととか品質のこととかとても難しくて理解できなかったです。でも、私たちに説明した係長が怒らずに冷静にもっとわかりやすいことばを探しながら説明しました。係長が「時間がかかっても大丈夫だよ、あなたたちは安全のことがはっきりわかなげれば危ないですから」と言いました。係長はとても優しい人です。ほんとに感謝しています。それから私は4か月溶接をしました。仕事はどんどんなれます。仕事がうまくできるように日本語も大切だとわかりました。私は休憩時間を惜しんで日本語を勉強しました。わからないことばがあったらTさんとUさんに聞きました。二人はいつも熱心で説明してくれました。たまに日本のことわざとか昔ばなしなどを語りました。だから私の日本語力はだんだんよくなりました。4ヵ月、溶接のみんなさんにいろいろお世話になりました。
 その後12月に他の職場に移動しました。再び心配しました。最初はミスがたくさんあったけど新しい職場のみんなさんは怒らずにやさしく教えました。I班長の入念な指導を受けました。私の隣に働いている人はNさんです。いつも二人で生産しています。Nさんが私にこういうふうに言った「グエンさん(※)、困り事があったら私に言ってくださいね、私はグエンさんの味方だよ!」。その瞬間に私はすごく感動しました。今までもはっきり覚えています。(※ガンさんのことです)
 去年、毎年に行われている小集団に「言葉の壁を乗り越えよう」とテマにみんなで決めました。ベトナム人の私たちが仕事と生活がうまくできるために色々な事をやりました。仕事には単語帳を作成しました。生活には休憩場に小さいなホワイトボードを設置して周辺の行事の情報を書いてくれました。
 私にとってみんなさんは第二の家族になりました。この二年間、いっしょに仕事をさせていただいたことをありがたくと思います。お世話になっていることに深く感謝します。
後1年間私は仕事と日本語ももっと頑張ります。
 みんなさんこれからもよろしくおねがいします。

 
 (ガンさんの作文です。クリックすると拡大表示されます)
 (ガンさんの作文です。クリックすると拡大表示されます)