技能実習 受け入れの流れ

STEP1.ヒアリング

貴社の事情をお伺いしながら「実習生受け入れ」に関してコンサルティングいたします。
企業様によって多種多様なご要望をお持ちであるという事情をふまえ、貴社専属の広報担当者を置いて対応いたします。その際には企業様の事情に合わせ「特定技能外国人」のご紹介をさせていただくこともあります。
また、従業員の皆さんに快く受け入れていただけるよう、皆様に向けての説明会も可能です。

STEP2.現地の送り出し機関にて実習生を募集

広報担当が伺った内容をふまえ、募集要項を作り、現地の送り出し機関に条件に合う候補者の募集を依頼します。
その際に、ミスマッチがないように、可能な限り作業場や寮などのお写真の提供、周辺環境のご案内もお願いしております。
※募集条件、国によっても違いはありますが、応募者数には2倍~10倍程度の違いがあります。

STEP3.書類選考・ペーパー試験・面接

現地の送り出し機関は、当組合からの募集要項通りに第一選考を行います。
書類選考及びペーパー試験(IQ、計算、クレペリン)・面接を実施し、実習生候補を決定します。
第二次選考では企業様の面接、実技試験を行い、採用人材を決定していただきます。
実技試験は当組合が用意しているものの他、企業様のご要望に応じ、対応いたします。
面接では通訳が間に入ります。当組合スタッフも同行してアドバイスもいたしますので、ご安心ください。

STEP4.現地での事前講習(約5ヶ月 840時間)

試験・面接の合格者に、現地にてコミュニケーションの源となる「聞く・話す」に重点を置いた日本語教育と日本語・日本文化・日本の生活習慣の講習を実施します。
N4相当の日本語能力を身に着ける事が最大の目的です。
休憩時間や休暇を含めて日本語と向き合います。
組合担当者は定期的に試験や取組状況について送出し機関から連絡をもらい、実習生たちと面談を行います。3か月終了後には企業様にもWEB面談に参加をお願いしています。

STEP5.日本入国

到着した実習生を、当組合のスタッフが、空港に出迎えます。
期待と不安を抱えての入国で皆さん緊張していますが、1か月間の入国後講習に向けてのオリエンテーションを行います。
彼らが日本来た目的を再認識していただくことで、高い意識を持って実習を満了出来ます。

STEP6.入国後講習(約 1ヶ月 178時間)

入国した実習生には、1か月間、入国後講習施設にて講習を受けてもらいます。
講習が終わるまでには、ごみ出しや地域住民への挨拶など、日本で生活をしていく上での重要なことができるよう指導いたします。
主なカリキュラム
・日本語:103時間(技術的用語は別途)
・生活指導:44時間
・法的保護講習:8時間
・地震災害訓練:8時間
・交通安全講習:8時間
・性教育他:4時間

STEP7.対面式

実習実施者様(受け入れ企業様)と実習生の日本で初めての面会する対面式を入国後講習施設で行っています。(配属2週間前程度)。
実習生の研修の成果発表をはじめ、配属前に双方の不安解消、実務的な制服合わせなども行います。

STEP8.実習スタート

各実習実施機関に配属しの実習カリキュラムに沿って、実習をスタートします。
特に1期生の一年目が重要です。仕事に対する考え方、日本語能力向上への取組についてご指導ください。

STEP9.技能検定試験

技能検定試験とは?――技能実習2号に進むために合格しなければならない試験のことです。
1年間の成果が問われるこの試験には、当組合が受け入れ支援をしたほぼ全ての実習生が合格しています。

STEP10.技能実習2号スタート(2年目以降)

技能検定試験の合格者は、技能実習2号として技能の習熟度を更に高めます。個人差はありますが、2年目になると日本語力もかなり上がり、指示の理解力や意思疎通がよりスムーズに行えるようになります。3年目には「技能検定随時3級試験」を行います。
当組合の実習生はほとんどが合格しておりますが、業務外でも勉強が必要です。
こちらの試験に合格すると、「技能実習3号」もしくは「特定技能1号」に移行し、翌年以降も日本での就業が可能です。

STEP11.帰国

3年間(5年間)の技能実習期間を終えると、技能実習生は帰国します。
日本で培った最新技術と日本語、そしてそれに裏打ちされた自信と誇りを胸に、新しいスタートをきる嬉しい瞬間でもあります。
特定技能として日本に残り、そのまま実習実施先で勤務する方、他の会社に活躍の場を求める方にも分かれます。