2018年優秀賞「親切とは」 汤(タン)さん/中国(2016年3月8日入国)

(原文のまま転記しています)

月日の過ぎるのは本当に速い物ですね。日本に来てから、しらない間にもう2年余裕年間を過ぎまして帰国の日も目の前だし、やりたい事はまだたくさん残っていて悔しくてたまらないです。
 私をささえてくれてここまでたどり着かせたのはたくさんの人のおかげです。いくら日本語が得意としても、あくまでも異国で暮している外国人にすぎない、道理で辛いだろう。入国したばかりの時の気持ちは、こうふん以外今でも思い出したくない不安だった。今はその様な不安はとっくにきえたけれどもね。時の流れによって日本人の友人が何人も出来ているのはもとより、赤の他人にも色々感動されています。
 つい先月の事である日に私は一人で買い物でスーパーに行っていた。レジで支払った時に財布からただ1円のコインが落ちちゃってあいにくカウンターの下に、取りにくい上で1円は本当にたいした物じゃないし、あきらめて、レジスタさんにも「御免、いいです」と言った。で、支払ったら出口に向かって帰ろうとしていた、スーパーを出る所にレジスタさんはその1円のコインを持って私を追いかけてくれて、「お客様、落とし物を」と言いながら私の手に渡して、私は反応さえ出来なかった間にすぐレジの所に戻ってしまった。気がついたらレジスタさんはすでに仕事に戻っていた。あのレジスタさんは他のお客様をおいて私の落としたコインを取ってくれた事は気づいた。あの忙しい姿を見ると泣く程すごく感動だった。結果、私は「すみません」ぐらいさえ口に出来なかった。
 私からして、相手は所詮外国人、話も通じないし、余程親切な態度じゃなくても文句無しと誰でもそう考えるだろうかと、なのに、外国人の私に、あれ程親切してくれるなんてなんと心やさしい人、なんと素晴らしい礼義 これは日本人、これは日本、誰に対しても心やさしい民族だと、あの事以来私が覚えてた。
 最初はここが環境のいい国で交通も便利だと、私の第一印像だった。ここで暮せれば暮す程、日本人達は心が美しくて素晴らしい人のはだんだんわかってくる。
 この様な日本人は大好き、日本は大好き、今まで助けてくれた人達に心から深く感謝しています!
 
 
(タンさんの作文です。クリックすると拡大表示されます)
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